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新築vs中古 マンションvs戸建て 徹底比較 メリットとデメリット

それぞれのメリットだけでなく、デメリットを知った上で検討したいな。。

家を探しはじめたとき、新築にするか中古にするか悩みますよね。

新築は憧れるけど価格が高いし、中古は新築よりは価格が安いけど、建物の構造や内装の痛みが気になる。お客様からもよく、どっちにしたらいいかなと質問をいただきます。

私は新築一戸建て、新築マンションの売買、中古物件の売買および賃貸など、ほぼ全ての種類の実物不動産取引にプロとして携わっています。
宅地建物取引士として15年の不動産業界経験の中で何千人ものお客様の家探しをお手伝いしてきました。本記事では、その経験を元に、営業マンだからこそお伝えできる情報をわかりやすく記載しています。

新築vs中古やマンションvs戸建てのどちらが良いかは、その人の価値観や求めるものによって異なります。本当に自分にとって良いものを、検討いただくために、それぞれのメリットとデメリットをよく知っていただくことをおススメします。

新築vs中古のメリットとデメリット

新築は何より新しい家に住めるという満足度の他にも、マンションの場合は間取りや色を選べ、戸建ても間取りや内装、設備なども好みにでき,さらに満足度が高まります。

また、費用面でも売主から直接購入する場合は「仲介手数料」がかからず、中古よりも初期費用が抑えられる他、「住宅ローン控除」では年間40万円(長期優良住宅・認定低炭素住宅は50万円)、10年間で400万円(長期優良住宅・認定低炭素住宅は500万円)の還付を受けられ、2020年中の入居で消費税増税分(建物価格の2%)を11年目~13年目で1/3づつ還付を受けられます

他にも、固定資産税や登録免許税の減免など、現状の税制優遇としては中古に比べ、新築のほうが税制面の優遇は多く受けられます

新築のメリット

  • 新しい家に住める満足度が高い
  • 間取りや内装、設備を自分好みに選べるケースが多い
  • 住宅ローン控除の還付額が高い(400万円、優良住宅は500万円)
  • 住まい給付金が使える(最大50万円)
  • 固定資産税や登録免許税の減免が受けられる
  • 住宅ローンの金利が低くなるケースが多い、返済年数も長く組める
  • 売主から購入した場合、仲介手数料がかからない
  • マンションや戸建て分譲地の場合、隣人なども一斉に入居の為、新しいコミュニティをつくれる
  • アフターサービスが少なくても10年は受けられる
  • 耐震強度や断熱など、構造が安心

一方でデメリットとしては新築物件の場合は売主の利益や販管費が販売価格に乗ってくる為、どうしても販売価格が高くなりがちです。また、新築物件の場合、必ずしも自分が探したいエリアで供給されているとは限りません。中古に比べて供給物件数が少なく、希望エリアをあきらめなくてはならないケースもあります。

新築のデメリット

  • 販売価格が高い
  • 希望エリアでの供給がない場合がある
  • 完成する前に契約を行うケースが多い為、実物を見ないで決断しなくてはならないケースがある。
  • 新築マンションの場合、修繕一時金を払わなくてはいけない(平均30万円程度)

また、中古住宅は価格が安いからという理由で探される方が多いです。そして、現住居の近くに住みたい場合、新築がたまたま販売していればいいですが、中古物件の方が売り出される物件数が多く、エリアを絞って探している場合は検討しやすくなります。

完成物件のため、周りにどんな方が住んでいるか、マンションの場合は管理・修繕をしっかりしているかなどを知ることができるため、安心できる部分もあります。

中古のメリット

  • 新築に比べ、同じ条件であれば販売価格が安い
  • 実際に間取りや日当たりを見て検討できる
  • マンションの場合は管理・修繕をしっかりしているかを知ることができる
  • 周りにどんな方が住んでいるかを知ることができる
  • 住みたいエリアに出てくることを待てる
  • リフォームをすれば新築のように住める
  • 即入居できるケースが多い

中古のデメリット

  • 「中古」の為、汚れやにおいなどの生活感が気になる
  • 仲介手数料がかかる(物件価格の(3%+6万円)×1.10)
  • 設備・構造が古い(リフォーム費用がかかる)
  • アフターサービスが2か月しかない(個人が売主の場合)
  • 適切なメンテナンスを行ってきたか分からない(特に戸建ての場合)
  • 住宅ローン控除が最大200万円と新築に比べて少ない

マンションvs戸建て メリットとデメリット

また、マンションと一戸建てにも違いがあります

マンションは基本的には駅近くなど「立地」の良い場所が多く、戸建ては駅近くだと販売価格を下げる為に土地や建物が小さくなる傾向があります。

また、マンションはオートロックや管理人、2階以上に住めるなど、セキュリティ面がしっかりしているイメージがありますが、戸建てはセキュリティを気にされる方は自分でセキュリティ会社と契約をしなくてはなりません。

マンションのメリット

  • オートロックなど、セキュリティがしっかりしている
  • 管理組合が維持管理をするのでその手間が少ない
  • 駅近くなど、立地が良い場所にある
  • 断熱性能が高い
  • 戸建てに比べ売りやすく貸しやすい

一方で、マンションのデメリットとして管理費や駐車場代がかかることです。場所や管理形態にもよりますが、一般的なファミリータイプのマンションで管理費は10,000円~20,000円程度、駐車場代は場所によりますが、都内だと20,000円~と高額です。。

また、隣や下階への音の配慮が必要であり、子供が走り回ると気にしてしまうこともあります。

マンションのデメリット

  • 管理費・駐車場代がかかる
  • 隣接住戸への音の配慮が必要
  • 駐車場や自転車置き場を確保できないことがある
  • 戸建てに比べて面積が小さく部屋数や収納量が少ない
  • 建て替えに住民4/5の賛成が必要

一戸建てのメリットは、自分の土地が手に入りますので、一国一城の主という満足感が手に入るだけでなく、庭や無料で置ける駐車場など、マンションにはないものがあります。

音も気になりませんし、マンションに比べて住宅の面積が広いことも魅力です。

一戸建てのメリット

  • マンションより建物も土地も広い
  • 住戸内での音を気にしなくてよい
  • 管理費・駐車場代がかからない
  • 家の前に駐車できるため、車の出し入れが楽
  • 庭やテラスなど、家で遊べることが多い
  • 建て替えが容易にできる

一方でデメリットは、自分ですべての維持管理をしなくてはいけない、セキュリティが不安、木造住宅の場合、マンションに比べて断熱性が悪いことなどがあげられます。戸建てを購入した場合もマンションのように将来の修繕に備えて最低月1万円を積み立てることをおススメします。(年12万、10年120万、30年360万)

一戸建てのデメリット

  • 家や庭などの維持管理を自分で行わなくてはならない
  • セキュリティ面がマンションに比べ不安
  • 木造住宅の耐用年数は23年(マンションは47年)20年で建物価値は0になる
  • 断熱性がマンションに比べ低いため、光熱費が高くなる
  • 土地が広い分、固定資産税がマンションよりも高くなることが多い

まとめ

いかがでしたでしょうか。

新築住宅・中古住宅、マンション・一戸建てにはそれぞれメリット・デメリットがあります。

自分に合っているものは何かをしっかり考えて後悔のない家探しをすすめることが重要ですね。

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